前田紀貞建築塾 第10期 スタート!!
はじめまして!!
前田紀貞建築塾 第10期TAの松下 健太と申します^ ^
前田紀貞建築塾は2008年に開校以来、半年を1期として丸5年間続いてきました(^○^)
そしてこの度、ついに10期目を迎えることとなります!!
昨今、大学等の教育機関では建築設計の方法、細かいデザインの方法などのテクニックに偏りがちになっていると思われます。
前田紀貞建築塾では、そのような現状に一石を投じるべく、もっと大枠で建築をどのように作っていくのか?
という、もっと根本的な思想を学ぶことができます^ ^
前田紀貞建築塾には以下の3つのコースが存在します☆
【卒業設計・修士設計コース】:※随時、受講者募集中
【設計演習コース】
【実務プロコース】
【アルゴリズムコース】:3/15開講 ※現在、受講者募集中
詳しくは下記リンクよりどうぞ!!
さて、このブログでは前田紀貞建築塾の講義の様子をお伝えしていきます。
【卒業設計・修士設計コース】
10期の【卒業設計・修士設計コース】には9期の設計演習コースに参加していた「クロ」参加しています。
卒業・修士設計は「壮大な小説」であり、全く内容を知らない第三者が読み、彼らがいかに内容を理解し感動するのかが重要となります!!
そのためには「人からどう見られるのか?」を意識することが大切であり決して「独り言」になっては行けません。
そして何より結果を出す、つまり勝つことが最重要なのです(^o^)
勝つためには、「1年間自分の情熱が持続する題材を選ぶこと」「社会(他社)が問題にしているものと自分(自己)のパッションとのバランス」「完結で、分かりやすいこと」など、コンセプトを立てる上で気をつけることをはじめ、卒業・修士設計の【要】となる部分を解説しました!!
卒業・修士設計はいままでの設計課題とは違い学生時代の集大成となる作品を作っていくことになります。
とても長い期間ひとつのことに「これでもか!!」という程に関わることになるのです。
その長い期間の中で、当然のことですが思い悩み「手が止まってしまう」こともあるでしょう。
しかし、どんなときでも「手を動かすこと」がとても大切です。
悩んでいる時に「エイヤッ!」とつくってしまったものが案外いい感じだったりします。
とにかく手を動かしてどんどん「ブツ」を作っていくことが大切なのです。
さあ、これから1年間トップスピードで走り続けましょう☆
【設計演習コース】
第1課題の「住宅」の概要説明をしました。
この課題では「ルールを使う」という大切な前提条件があります。
建築塾では自分の想定以上のモノを創ることを体験してもらいます!
「住宅」は誰もが知っている形式でありますが、それ故に様々な固定観念がこびりついてしまい、その本質が見えなくなってしまっています(-_-;)
「ルールを使う」ことで「住宅」にこびりつく固定観念から脱却し、「自分の想定」さえも飛び超えてしまうことを目標とします!!
「ルール使う」とは自分とは違う「他者」に身をゆだねることです。
そうすることで、自分の想定とは無関係にルールが勝手に空間を形成していきます。
まず、第1課題で「自分」を超える体験をして、さらに第2,3課題と徐々にレベルアップして行きましょう(*^_^*)
【建築論】
【建築論】は全コース共通です。
まず、建築の語源の説明から。。。
建築つまり「Architecture」とは
・アルケー(原理)
・テクネー(技術)
を組み合わせた言葉なのです
皆さんはご存知でしたか!?
つまり建築家とは元来、「原理」を組み立てていくことを生業としている人たちのことを指していたのです!
【建築論】では「原理」を組み立てていくために、すべての事象に横たわっている哲学などの「思想」を教えていきます。
ホンモノ「思想」に数多く触れることで「思想」に擦れっ枯らしになることが目的です!!
「思想」に擦れっ枯らしになることで、ホンモノを嗅ぎ分ける「嗅覚」を身につけていきます。
この「嗅覚」は「原理」を組立てその結果、建築を創っていくために必須の能力なのです☆
全ての講義が終了後、毎回恒例の【宴】が催されました!
この【宴】の場では講義中とはまた違いフランクな雰囲気の中で、真面目な話からくだらない話まで話の内容は多岐に渡ります。
講義中はもちろんですが、【宴】での雑談の中で自ら発見したことの方が身にしみる場合も多々あるのです。
【宴】でも会話の中に飛び込んで、自分を高めていきましょう!!
では、次回以降もこのブログでは前田紀貞建築塾の内容をバッチリ伝えて参ります☆
乞うご期待!!